2018年5月23日水曜日

検査データの取り込み、受付状況の確認

前回、無事にORCAとOpendolphinの取り込みを行うことができたので、今回はOpendolphinから検査データを取り込んだ際、どのような処理が行われるかを確認する。
また、前回カルテ書き終えた患者がOpendolphin上の受付画面から表示されなくなっていたため、どのタイミングで表示されなくなるのかといった点も見極めていきたい。
まず、取り込むデータの作成を行うのだが、これは以前作成したダミーデータを用いた。
尚、そのまま流用する事はできないので、書式を以下の図1のように変更した。
図1 検査データ
この時、赤線を付けたオーダーIDを重複させて検査データの登録を行うと、最後に登録したデータでそれ以外に登録した検査データが上書きされてしまうため、たとえ患者が違っても、同じオーダーIDは使ってはならないので必ず変更しておくこと。今回は、オーダIDを「年月日+患者ID」として、患者が違えば必ずオーダIDも異なるようにした。
青線を付けたカルテIDは、電子カルテに登録している患者の患者IDに揃えないとカルテデータを登録するときにエラーになるので、対応する患者のカルテIDに変更する。
また、今回編集を行うときに「TeraPad」を用いて編集作業を行ったのだが、サンプルデータ10個に対して毎回置換作業を行うといった作業は少々手間であるので、コマンドプロンプトを用いてサンプルデータの統合を行った。以下は手順である。
図2 検査データが保存されているディレクトリ
まず、上記図2の様にコマンドプロンプトを起動し、「cd 検査データがあるファイルの場所」 を指定し、当該ファイルが存在するフォルダに移動する。次に確認のため「dir」を入力し、フォルダに含まれているファイル一覧を表示する。
図3データの結合
そして、「type ファイル名1 ファイル名2..... > 出力ファイル名」と入力することで、ファイルの統合、出力を行うことができる。この処理は選択されたファイルの中身を、指定したファイル名に出力を行うといった処理である。この処理を行うことで、TeraPadを用いたデータの加工を容易に行う事が出来た。
ダミーデータを適切な形に変更したことで、実際にそれぞれのカルテに登録を行ったところ、無事に登録できた。なお、検査データを登録しても、空のカルテが作成されることはなかった。つまり、検査データを取り込む操作とカルテを作成する操作は独立したものであることがわかった。

次に、Opendolphinの受付リストからどのタイミングで患者が受付リストから削除されるのかといった問題だが、試しにもう一度前回と同じように患者登録を行い、カルテを書き込み、処理の終了を行った。その結果、下記の図4のようなフラグがたてられていることが分かった。
図4 OpenDolphinの受付画面

図4のフラグの凡例として「診察終了」とい表示がされており、ここから考えられる事柄としては、診察が行われた次の日になると、自動的に削除されるといったものではないだろうか?なんにせよ次回になるまでわからないので、次にOpendolphinを起動するときには注意しておきたい。

今回は検査データの取り込みと、受付状況の確認について大まかな検討をつけることができたので、次回はデータベース管理クライアントツールであるpgAdminを利用し、ORCAやOpenDolphinのデータベースを詳しく見ていきたい。

【TIPS】
OpenDolphinの検査結果グラフ表示は最大6日分しか表示できないことがわかった。

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