前回はリモートデスクトップのパッケージである、X11RDPのインストールを試みたが、エラーが発生した。
この件について調べた結果、最新のX11RDPはUbuntu16.04に対応していないことが分かった(Ubuntu16.10以降だとOKみたい)。
よってちょいと古いXRDP0.6を使ってリモートデスクトップを行うことにした。
Ubuntu 16.04: Unityデスクトップ環境にXRDPで接続するを参照し、ホームディレクトリに.xsessionファイルを作成した。
図1 viで.xsessionを開いたところ |
図1に示すように,vi ~/.xsession で.xsessionファイルを開いた(viはファイルを編集するコマンド。Windowsで言えばメモ帳のようなもの。存在しないファイルを開くと新規作成になる)。
キーボードからiをタイプして,viを編集モードにし,図2に示す内容を入力した(実際は下記の内容をコピー&ペーストした)。
/usr/lib/gnome-session/gnome-session-binary --session=ubuntu & /usr/lib/x86_64-linux-gnu/unity/unity-panel-service & /usr/lib/unity-settings-daemon/unity-settings-daemon & for indicator in /usr/lib/x86_64-linux-gnu/indicator-*; do basename=`basename ${indicator}` dirname=`dirname ${indicator}` service=${dirname}/${basename}/${basename}-service ${service} & done unity
図3 catコマンドで内容を確認 |
図3に示すように,cat ~/.xsessionで設定されていることを確認した(catはファイルの内容を画面に表示するコマンド)。
実際にリモートデスクトップをwindowsで試したところ、無事にubuntu16.04へリモートデスクトップを行うことが出来た。
2.プリンターの設定
前回、プリンターのインストールドライバー「LIPS4」のダウンロードを行い、zipファイルの展開までをした。
今回は、まずマニュアルのファイルのアーカイブファイルをtarコマンドを使って解凍した。tarコマンドのオプションにはxvfzを指定した(図4)。
図4 マニュアルをtarコマンドで解凍しているところ |
図5 解凍してできたディレクトリの中身 |
このマニュアルをwindowsからでも参照できるように、webサーバ(apache2)のインストールを行った。なお,インストールはServerWorldのサイトにしたがって行った。
インストール後、ブラウザのアドレスバーにUbuntuサーバのIPアドレスを入力をした結果
図6 インストール直後のApacheの画面 |
図6の続き |
今回マニュアルはユーザーのホームディレクトリ上に存在するため、「ユーザーのホームディレクトリ領域を利用」を参照して設定を行った。
この操作を図7に示すように管理者権限で行った(管理者モードになるには sudo -i を入力)
図7 ユーザディレクトリの公開設定 |
その後ホームディレクトリにpublic_htmlというディレクトリを作成し(これはユーザディレクトリのドキュメントルートになる),その中にindex.htmlという名前でHTMLファイルを作成し、接続の確認を行ったら、無事にwindowsからHTMLを見ることが出来た。なお,そのときにブラウザに入力したURLは次の通りである。
http://172.16.108.251/~w3415039/ここで,w3415039はユーザアカウント名である。
これよりファイルを参照できるようになったが、今回参照したいマニュアルがディレクトリ階層の奥深くに存在し、参照をしづらいためmvコマンドを使いホームディレクトリまで移動した。
結果以下のURLでマニュアルが参照できるようになった。
http://172.16.108.251/~w3415039/guide-lips4-3.4x/frame_htmls/home.html
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