2018年4月18日水曜日

複数プリンタの登録、OpenDolphinの導入

前回のブログで問題にあがっていたORCAにおけるプリンタの設定において、「lp1」しか登録が行うことが出来ないといった事があったが、Tipsより、ORCA側で設定を変更すれば、複数のプリンタを登録することが出来るということが判明した為、ORCAを起動し、「システム管理マスタ」から、「1031出力プリンタ先割り当て情報」に移動し、以下の図1の赤枠の様に「処方せん 院外」の「lp1」を「lp2」に変更した。
図1 ORCA 出力プリンタ先割り当て情報画面
次に、二つ目のプリンタ登録を行う為にlinux側で前回と同様にプリンタの設定を行い、登録まではうまく行うことが出来たのだが、テスト印刷を行うことが出来なかった。
CUPSの画面に移行し、確認したところlp1は「ジョブ受付中」になっているのに対し、今回登録したlp2は「ジョブ拒否中」になっていた。確認したところ、以前のブログと同様の問題であったので、ブログの解決手順と同様に処理を行ったところ、無事に「ジョブ受付中」の状態に移行させることができ、テスト印刷も行えるようになった。
プリンタの登録を行うことが出来たので、ORCAで印刷を実行し、無事に処方箋はlp2のプリンタの方から出力を行うことが出来た。これで前回の複数プリンタの登録が行えないといった問題を解消することが出来たので、これでORCAについては一旦休止ということにし、次にOpenDolphinの導入を行うことにした。

「OpenDolphin評価版」の導入

今回はOpenDolphinがどういったものであるのかを確認するべく、サーバーにインストールするのではなくクライアントに評価版のクライアントのインストールを行った。
テキストを参照しながら導入を進めて行き、無事に導入することが出来た。手順としてはまず図のように起動画面から設定をクリックする。
図2 OpenDolphinのログイン画面

次に図のような画面が表示されるので、評価用アカウント作成をクリックする。
図3 OpenDolphinの設定画面

そして、図のような画面が表示されるので、通信テストをクリックする。
通信が成功すればポップアップが表示されるので、OKをクリックし、次頁をクリックする。
図4 OpenDolphinのアカウント登録

そして図のような画面が表示されるので、同意するにチェックをし、次頁をクリックする。
図5 OpenDolphinのアカウント登録

すると、図の画面が表示されるので、赤枠で囲まれている箇所にそれぞれ記入を行う。
図6 OpenDolphinのアカウント情報入力画面

登録を行い、起動画面から登録してIDとパスワードを入力し、ログインをクリックすると無事に図の様にログインすることが出来た。
図7 OpenDolphinを起動したところ


少し触ってみて感じた事は、ORCAと比較してUIが優れており、直感的に操作が行えそうに感じた。
次回はOpenDolphinの詳細な扱い方や、linuxサーバーにインストールを行えるようにしたい。


【TIPS】

OpenDolphinはORCAと連携するように設計されており、単独で患者登録を行う機能はない。ORCAで患者登録を行い、それをOpenDolphinに取り込むようになっている。しかし、評価版はORCAとは連動していないので、予めテスト患者が登録されている。
テスト患者を検索するには「患者検索」タブを開き、テキストボックスに「D_」と入力してEnterキーを押す(隣の「仮保存カルテ」ボタンをクリックするのではない)。すると、以下のように5名のテスト患者が一覧表示される。
図8 OpenDolphinの患者検索画面

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