前回は,「診療報酬請求事務能力認定試験 最新問題と受験対策 平成28年4月版」の例題にある各々サンプルデータを参考に診療行為の入力を行った。
今回は、前回個々で分担し、診療行為を入力を行ったため、それぞれが入力を行った際に直面した問題について皆で確認し、まとめ、その問題の解決方法を模索した。
サンプルデータ1~4を入力してみて、それぞれ出てきた問題点は以下の通りだ。
サンプルデータ2については、問題点について模索した結果、解決方法を見つけることが出来た。
- サンプルデータ1(カルテ例1)P56 山下浩介
サンプルデータ1については問題なく、初日分を入力し登録することが出来た。
- サンプルデータ2(カルテ例2)P64 福田佳宏
図1 診療行為入力画面 |
- サンプルデータ3(カルテ例3)P70 酒井春代
今現在の課題としては、画像検査のカルテを詳細なところまで、記載することが出来なかった。次回では、画像検査を詳細な点まで記載し、カルテ例3の完成を目指したい。
- サンプルデータ4(カルテ例4)P76 佐山浩二
★処方
・「特処長」の登録のやり方が分からなかった
【参考:特定疾患処方管理加算】
(特処)診療所又は許可病床数が200床未満の病院である保険医療機関において,入院中の患者以外の患者(別に厚生労働大臣が定める疾患を主病とするものに限る。)に対して処方を行った場合は,月2回に限り,1処方につき15点を加算する。
(特処長)診療所又は許可病床数が200床未満の病院である保険医療機関において,入院中の患者以外の患者(別に厚生労働大臣が定める疾患のものに限る。)に対して薬剤の処方期間が28日以上の処方を行った場合は,月1回に限り,1処方につき65点を加算する。
・調基が加算されていなかった
薬剤師が常勤していれば、月に1度だけ算定できるのだが、薬剤が処方された時点で、加算されてもいいのに、加算されていなかった。月の終わりに自動的に加算される可能性もあるなと思った。(外来8点、入院42点)
【参考】調剤情報提供料を算定するかどうかはORCAの設定([91 マスタ登録]→[101 システム管理マスタ]→[1007 自動算定情報・チェック機能制御設定]の画面の中にある「調剤技術基本料」を「1 算定する」に設定)で行う。
【参考】調剤情報提供料を算定するかどうかはORCAの設定([91 マスタ登録]→[101 システム管理マスタ]→[1007 自動算定情報・チェック機能制御設定]の画面の中にある「調剤技術基本料」を「1 算定する」に設定)で行う。
薬剤情報提供料は薬剤を登録すると、自動的に登録される。2日に分けて、薬剤が出ていると、薬剤情報提供料が10×2となるはずなのだが、1日で2日分の薬剤を登録したためか、10×1のままでしか登録できなかった。なので、2日に分けて、薬剤を登録したら、ちゃんと、薬剤情報提供料が10×2になるのか、気になった。
【参考】薬剤情報提供料を算定するかどうかはORCAの設定([91 マスタ登録]→[101 システム管理マスタ]→[1007 自動算定情報・チェック機能制御設定]の画面の中にある「薬剤情報提供料」で行う。コンボボックスには「0 算定しない」「1 算定する(月1回)」「2 算定する(毎回)」の3つの選択肢が表示される。
【参考:診療所外来点数マニュアル2016】
【参考:診療所外来点数マニュアル2016】
★処置
・出ない薬剤があった
処置で使用している薬剤である「ビソルボン吸入液0.2% 0.5ml」「ボスミン外用液0.1% 0.5ml」「生食 20ml 0.5A」が出てこなくて、登録することができなかった。
・回数の打ち方
処置の回数の打ち方が分からなかった。
このマニュアルを参考にしたら、登録できそうなので、次回、行ってみる。
◆まとめ
サンプルデータ3,4については、まだ解決出来ていないため、次回で解決できるようにしたい。
また、まだ入力していないサンプルデータがあり、それを入力するにあたって、また新たな問題が出てくる可能性はあると思うが、前回よりスムーズに診療行為の入力と問題が出た時は解決することが出来たらいいと思う。
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